生まれ変わりたい

閲覧数 1件人生相談

以前、ハスノハでご相談させていただきました。釋さまに話を聞いていただきたいなぁと思っていましたら、コチラを見つけました。以前はお坊さんに話を聞いていただき本当に救われました。
眠れず、独り言のように呟いてしまいますが、お許しいただけませんか。
お坊さんから以前「本当にしたい音楽を奏でることで、もっとこれから頑張れる」(言葉は違いましたが、このように解釈しました。)と言って頂き、また再び音楽できるのかなぁ、そうなれば幸せだなぁと思うようになりました。
ですが、41年染み付いたクセをやめることは大変に厳しいです。
自分の気持ちに沿うように、頑張らなければいけないと気付きました。でも……実際は、何事も毎日の積み重ねなのに、落ち込んだ気持ちで過ごす日が多く、こんなことではと余計落ち込みます。突発性難聴からの耳の調子も悪く、聴力が時々落ちる日があります。そうなると、本当につらいです。
「押し切られる」人を想像してみたところ、とても怖いと思いました。私、犯罪などに巻き込まれなくて良かったです。相手に悪意があることすら気付いていませんでしたが、悪意のある人たちにも随分苦しめられたのだと思います。
私のまわりの人間関係、どうしてここまで良くないのでしょう?
何で死にたいなどと考えてしまうのか、何が苦しいのか、自分の気持ちを探りました。私は母の子供であることが苦しかったです。母が機嫌が良くなることが自分の幸せだと思っていたので、今愛する息子がいて、大好きな音楽の仕事があって、恵まれている自分自身になかなか目がいきません。子供の頃、父が暴れているときは(この家を出よう)と懸命に練習してきた結果の現在、結局は自分にとって幸せとは何かが分かりません。そして1番の問題は、元旦那にも両親にも、恨みつらみであふれていて、これではまるで母のようです。
母「独り言を言ってたのに、聞いていたアンタが悪い」とも言われます。本当に自分のこと以上に母の心配ばかりしてきた私の人生、一体何だったのだろうと思います。でもいくら悔やんでも過去は変わりません。自分を変えたいです。。。

釋悠水(管理者) 公開しました 2022年9月29日

1 僧侶回答

こんにちは。
お久しぶりですね。
以前、ハスノハにてお話を聞かせていただきました。
私のページを見つけていただいて嬉しいです。

「独り言のように呟いてしま」う、とのこと。もちろん、どうぞ本音のままに「呟いて」ください。むしろ、「呟」かざるを得ないところに表に現れにくい、自分では気が付かないような心の呻きや本心があると思いますから。

「41年染み付いたクセをやめることは大変に厳しい」と仰っています。確かに、長い年月をかけて身についたものを数回のアドバイスで急激に方向転換をすることは難しいでしょう。でも、人間とはそういうものだし、それでいいとも思うのです。理屈通りには人は動けないこともあり、むしろそれが人間らしさだと思うからです。

ちょっと気になったのは、 「自分の気持ちに沿うように、頑張らなければいけないと気付きました。でも……実際は、何事も毎日の積み重ねなのに、落ち込んだ気持ちで過ごす日が多く、こんなことではと余計落ち込みます」という下りです。それは、先に述べたことと関連しますが、「頑張らなければいけない」というところが、既にご自身の心の現状を変えなければという力み、焦りになっているように感じます。人間ですから時には「頑張」れない日もあったりして、それが今度は益々の力み、焦りとなり「こんなことではと余計落ち込」むという負のスパイラルになっていないか、と気になったのです(当たっていなかったらすみません)。

このようなお心持ちは、多分ご自身に厳しい、上昇志向の強いご性格とも関連があるかもしれません。あなたは「懸命に練習してきた」という努力の末に、「大好きな音楽の仕事」を掴み取られた。それは、並大抵のことでは出来ない努力家だからこそです。その客観的事実をまず大切にする。

一方で、その自らに厳しい性格のために、「頑張」っていない状態に落ち着くことが出来ない。「頑張」れないのなら、「頑張」れなくてもいいか、と思えない。そして自分を責める・・・ということになっているとも思うのです。

心が動かないときは、動かなくていい。
必要最低限のことだけしようかな。
だって、それが今の自分だから。
ちょっと元気なったら、ちょっとだけ「頑張」れる日も来るだろう。

こういう思い切った心の追認、現状の自分を追認すればもっと楽になれるのでは、と思います。
心の余裕があるなしは、意外と生活に大きな影響がでます。ものの見方にも。
仕事がある。「愛する息子」さんと過ごすことができる。今はそれだけでいい。
他のことは保留にしよう。
「生まれ変わる」ほどの壮大で、劇的な変化は必要ないかも知れない。
いまのところ、以上のような心持ちでいいのでは、と思いました。

—お礼のご返信–
他の方のご相談に、御礼を書かれていらしたのですが、どこから書けば良いのか分からなくて、こちらに投稿します。
最近よく眠れず、辛くなって、クヨクヨ書いてしまいましたのに、ご回答くださりありがとうございます。
ピアノを頑張れば幸せになれると信じて頑張ってきたのに、今の現実を受け入れることができません。
でもそもそもその考えが変ですね。
仰るとおりで、自覚はなかったけれど、「その自らに厳しい性格のために、「頑張」っていない状態に落ち着くことが出来ない。」
と、結婚妊娠前にもこのような状態で、追い詰められていました。とても順調だったはずの仕事ですら、自分でぶち壊してしまったように思います。自分に厳しく、それ以上に他人にも厳しいのだと思います。そのことが人間関係がうまくいかない理由なのでしょうね…..
手に入らなかったことの現実ばかりが目に入ります。子供を温かい家族の中で育ててあげることなできなかったこと、1人で頑張らなくてはいけない心細さ、こんなことになった原因を見つけ出したい、そして自分を正したいと考えてしまいます。こんなはずじゃなかったという思いに縛られてしまっていますが、まずは現実にちゃんと向き合おうと思います。
お話を聞いてくださり、ありがとうございます。
ピアノを頑張れば幸せになれると信じて頑張ってきたのに、今の現実を受け入れることができません。
でもそもそもその考えが変ですね。
仰るとおりで、自覚はなかったけれど、「その自らに厳しい性格のために、「頑張」っていない状態に落ち着くことが出来ない。「頑張」れないのなら、「頑張」れなくてもいいか、と思えない。そして自分を責める・・・ということになっているとも思うのです。」
と、結婚妊娠前にもこのような状態で、追い詰められていました。とても順調だったはずの仕事ですら、自分でぶち壊してしまったように思います。自分に厳しく、それ以上に他人にも厳しいのだと思います。そのことが人間関係がうまくいかない理由なのでしょうね…..
手に入らなかったことの現実ばかりが目に入ります。子供を温かい家族の中で育ててあげることなできなかったこと、1人で頑張らなくてはいけない心細さ、こんなことになった原因を見つけ出したい、そして自分を正したいと考えてしまいます。まずは現実にちゃんと向き合おうと思います。

釋悠水(管理者) 公開しました 2022年10月19日

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